倉敷中央病院

 岡山県倉敷市。市民の自慢は大原美術館と、赤い
レンガ色の倉敷中央病院だと言います。
 倉敷中央病院の創設は1923(大正12)年6月
2日。全館スチーム暖房完備。水洗トイレ。エレ
ベーター完備。何よりもすごいのは「入院患者の
神経を和らげるために、窓枠も天井も、ありと
あらゆるところにアール(丸み)がとってあり、直角
のところが一ヶ所もない」という、建物に表現され
た設計思想です。

「教会のチャペルを思わせるホールの天井から、
ステンドグラスを透かした柔らかい陽光が、待合所
の中に落ちていた。その天井もまた、丸いドーム型
をしていた。(内橋克人著/匠の時代〜倉敷物語)」

 廊下の壁には、大原美術館の複製画。そして熱帯
植物園。不安に苛まれた患者や家族の神経を癒す
為の、絵画や緑。病院創設者の大原孫三郎という人物
の精神に、「恐れ入りました」と脱帽したいと思い
ます。
 そもそもアート(芸術)の語源は、「美的価値を社会
に具現化する技術」という意味を持つ、ラテン語の
アルス(技術)に由来するそうです。今のジャンルで
言えば、人間工学・感性工学という事になるでしょう。
 ただ効率だけでものを考え、自然の川をコンクリート
で固めても、人間の感性は癒されませんよね。

posted by 亀松亭 at 11:21 | Comment(0) | TrackBack(0) | 健康コラム   | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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